アメックス「センチュリオン・ラウンジ」、日本初進出 羽田3タミに7月16日オープン

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、羽田空港第3ターミナルに「センチュリオン・ラウンジ」を開設する。日本初進出のラウンジで、同社カード会員向けに7月16日からオープンする。

世界では30番目、アジアではデリー、香港、ムンバイに続く4番目の展開となる羽田空港のラウンジは、日本の藍染めによって生み出される伝統的な青色「ジャパン・ブルー」を基調に、江戸切子にインスパイアされた特注のシャンデリアや日本各地の文化に根ざした壁紙など、日本文化の世界観、職人技、芸術性に着想を得たデザインを各所に取り入れた。

広さは696平方メートル。シーティングエリアにはソファやハイチェア、ベンチシートなど、用途に合わせた複数タイプの座席を用意。また、瞑想用の音響プログラムを備えた電話ブースや、グループ向けの個室、センチュリオン・カード会員専用のVIPルームなどを設けている。シーティングエリアの奥には、練り切りやわらび餅などの日本の伝統的な和菓子やお茶を提供するスイーツバーを設けた。

バーカウンターでは、各種ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒を用意。また、岐阜県の日本酒「奥飛騨」をベースにしたシグネチャーカクテル「ブルーバード」をはじめとしたオリジナルカクテルやモクテルなどをバーテンダーが提供する。

和洋ビュッフェを提供するダイニングエリアにはライブキッチンを併設し、シェフが寿司やラーメンなどを目の前で調理。秋ごろからは、ミシュラン一つ星の日本料理店「赤坂おぎ乃」の荻野聡士氏が監修したメニューを提供する。

利用資格は「プラチナ・カード」「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」「センチュリオン・カード」の各会員。同伴者は2名まで無料となる。場所は第3ターミナル4階制限エリア、114番ゲート付近。営業時間は午前8時から午後10時まで。出発の3時間前から利用できる。

15日に行われた関係者向けの内覧会でアメリカン・エキスプレス日本代表の須藤靖洋社長は、「海外出張やプライベートで羽田空港をご利用される日本のお客様に出発前の上質で快適な体験を提供することを約束する。海外からのお客様にも日本の魅力やAMEXならではの質の高いサービスを提供したい」と話した。

同社は今後、年内にソルトレイクシティ、2026年にはニューアーク、アムステルダムに新たなラウンジを開設する計画。