
ジェットスター航空、シドニー〜ホノルル線の運航終了
ハワイアン航空は5月12日、東京/成田〜シアトル線を開設した。同日まで運航していた東京/成田〜ホノルル線に代わるもので、経営統合したアラスカ航空の拠点であるシアトルへの直行便の開設により、座席供給量の最適化を見込む。
ビジネスクラス18席、足元が広いエクストラ・コンフォート68席、エコノミークラス192席の計278席仕様のエアバスA330-200型機で、1日1往復運航する。所要時間は東京/成田発が9時間5分、シアトル発が10時間30分。東京/成田発の初便はきょう13日となる。シアトルではアラスカ航空グループのネットワークで、北米104都市への乗り継ぎが可能だという。
成田空港では13日、就航記念式典が開かれ、関係者が路線の成功と安全への願いを込めて、ハワイの文化に則った祈りのパフォーマンスを披露。シアトル・マリナーズのマスコットキャラクター「マリナー・ムース」も駆けつけ、式典を盛り上げた。東京/成田発の初便となるHA824便(機体記号:N384HA)は、シアトル発の初便の到着遅れにより44分遅れの午後7時9分に出発した。
アラスカ航空グループは、拠点であるシアトル発の長距離国際線を2030年までに少なくとも12路線開設する計画で、東京/成田線はその第1路線目となる。9月12日には2路線目としてソウル/仁川〜シアトル線を開設する。同社によると、東京/成田〜シアトル線の航空券は、米国内での販売数のうち半数がシアトル以外の都市から購入されているという。
グループの今後の国際線展開においては、アラスカ航空が導入を進めているボーイング787-9型機が中核を担う。当面はハワイアン航空のホスピタリティを反映した機内サービスを採用しつつ、将来的にはアラスカ航空独自の長距離国際線仕様のサービスを展開するという。一方、ホノルルを拠点とするA330-200型機は引き続きハワイアン航空の中核機材として運用し、今後、座席やキャビン、機内サービスやアメニティの刷新を予定している。
また、ハワイアン航空はワンワールドへの加盟を発表しているが、式典で報道陣の取材に応じたジョー・スプレイグ最高経営責任者(CEO)は、「正式加盟は2026年4月になる」と明らかにした。
なお、東京/成田〜ホノルル線は5月12日の東京/成田発をもって運航を終了した。一方で、週12往復の運航だった東京/羽田〜ホノルル線は夏スケジュールからダブルデイリー運航となる週14往復に増便しており、デイリー運航の大阪/関西〜ホノルル線、週3往復の福岡〜ホノルル線と合わせて、日本〜ハワイ間は計週24往復体制となっている。
■ダイヤ
HA824 東京/成田(18:25)〜シアトル(11:30)
HA823 シアトル(13:30)〜東京/成田(16:00+1)