
エティハド航空とスターラックス航空、戦略的コードシェア 日本路線に接続
ターキッシュ・エアラインズは、大阪市内でイベント「Connect to Türkiye」を開いた。
メディア向け説明会でアフメット・ボラット取締役会長は、日本とトルコとの関係は、1890年に和歌山県串本町沖で座礁・沈没したエルトゥールル号の救助から始まり、1985年のイラン・イラク戦争の開戦時にイランを脱出する日本人がターキッシュ・エアラインズの救援機で退避するなど、とても重要な国であると強調した。
ターキッシュ・エアラインズは直近10年で、年間旅客数は1,000万人から8,500万人に急増し、保有機材数も65機から490機へ急拡大している。131か国の353都市に乗り入れ、旅客、貨物ともに市場シェアは3位となっている。今後10年間も年平均7.7%の成長を予測しており、2033年には813機を保有し、400都市に乗り入れ、1億7,100万人の利用を見込む。売上高は500億米ドルとなり、これにより世界2位の航空会社となる見通し。
日本路線は1989年に東京/成田〜イスタンブール線を開設し、2008年から全日本空輸(ANA)と共同運航(コードシェア)を開始。2020年に東京/羽田〜イスタンブール線を開設、2023年に大阪/関西〜イスタンブール線を再開し、3路線を運航している。今年には成田空港にラウンジを開設している。
日本路線は2019年と比較し、日本からトルコの訪問者は30%、トルコから日本への訪問者は173%増加した。2024年の旅客数は546,000人だった。2025年の第1四半期には、予算を計画費11%、前年比19%上回って推移している。日本ではトルコの文化や歴史遺産を積極的に紹介することで、旅行者の誘致を促進する。
イベントでは、トルコと日本の友好100周年を記念して制作した、ドキュメンタリー映像「Kushimoto -串本-」を披露した。大阪・関西万博では、最新ビジネスクラス「クリスタル・ビジネスクラス・スイート」を7月中旬まで展示している。