
ANA、国内線運賃を刷新 事前座席指定不可の「シンプル」も
大韓航空は4月25日、新ロゴの発表と日本市場の展開について、メディア説明会を開いた。
コーポレートアイデンティティは41年ぶりに刷新した。シンボルマークは伝統的な太極模様を完結かつ現代的に再解釈し、韓国の伝統舞踊の衣装からインスピレーションを得て、流れるようなリボンの動きで躍動感を表現した。柔らかい曲線と筆のようなタッチのロゴタイプ、従来の青のイメージを継承したメタリックなスカイブルーも特徴的。
機体デザインは、シンボルマークを垂直尾翼に大きく配置し、機体には「KOREAN」と描いた。上下を分けるラインは直線から柔らかな曲線としている。コーポレートアイデンティティの刷新を機にブランドイメージを向上させ、顧客満足度を高め、世界で最も愛される航空会社を目指す。
2024年12月には、アシアナ航空を子会社化している。大韓航空の保有機材は161機で、アシアナ航空の保有機材を合わせると230機規模となる。将来的には300機程度に拡大する見通しで、機体デザインの統一には約3年かかる見通し。
また、ファーストクラスとビジネスクラスでは、イギリスの高級ジュエリーブランド「GLAFF」のアメニティ、イタリアの「Frette」の寝具を採用した。テーブルウェアにはファーストクラスでは「BERNARDAUD」、「RIEDEL」、「Christofle」、ビジネスクラスでは「ARMANI/CASA」を取り入れた。
日本路線は、4月18日に神戸〜ソウル/仁川線を就航し、現在は日本国内15都市に乗り入れている。路線数は21路線、週222便を運航しており、日本各地とソウル、ソウル経由で世界各地を結んでいる。双方向の往来需要に対応するため、機材や便数調整を行う見通し。日本と韓国間の往来は年間1,400万人規模を想定する。
アシアナ航空を統合した後の協力関係については、世界的にはアライアンスを跨いだ提携も多く、日韓路線では日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)との協力が不可欠であるとした。