
客室乗務員3名が「黄綬褒章」を初受章
日本航空(JAL)は5月1日、東京/羽田〜パリ線にエアバスA350-1000型機を就航させた。初便には2023年12月11日に受領した初号機(機体記号:JA01WJ)が投入され、エアバスの最終組み立て工場があるトゥールーズ生まれの同機にとって、約1年半ぶりのフランスへの“里帰り”となった。
5月1日から4日までと8月1日から30日までは奇数日、それ以外は偶数日に投入する。その他の日は従来通りボーイング777-300ER型機を使用する。5月5日から6月30日までは機材繰りのため期間限定で毎日運航する。
東京/羽田発の初便となるJL45便は、4クラス239席のうち、ファーストクラス6名、ビジネスクラス54名、エコノミークラス(プレミアムエコノミー含む)172名の計232名が利用。ほぼ満席で午前10時27分に112番スポットから出発した。
JL45便の出発前には、111番スポットに午前9時45分発のロンドン行きJL43便(機体記号:JA06WJ)、113番スポットに午前11時5分発のニューヨーク行きJL6便(同:JA08WJ)、114番スポットに午前10時55分発のダラス行きJL12便(同:JA05WJ)が入っており、午前9時22分頃からJL43便が出発するまでの約20分間、4機のA350-1000型機が一堂に会する光景が見られた。
A350-1000型機のパリ就航を記念して、羽田空港のファーストクラスラウンジでは5月1日から、就航記念メニューを約1か月の期間限定で提供する。シャルキュトリー(肉の盛り合わせ)、ブイヤベース、マカロンの3種類で、いずれもなくなり次第終了となる。このほか東京/羽田発・パリ発の初便では、記念のクッキーを機内で提供した。
JALはA350-1000型機を13機発注しており、このうち初号機から9号機までの計9機を受領済み。現在は東京/羽田〜ニューヨーク・ダラス・ロンドン・パリ線に投入している。このほか、6月30日からは東京/羽田〜ロサンゼルス線のJL15・16便にも投入される計画。これによりA350-1000型機の就航路線は計5路線となるが、ロサンゼルス線は他の4路線と異なり東京/羽田を午後に出発するため、A350-1000型機の「5機並び」は実現しない。
■ダイヤ
JL045 東京/羽田(10:20)〜パリ/シャルル・ド・ゴール(17:55)
JL046 パリ/シャルル・ド・ゴール(20:25)〜東京/羽田(17:20+1)