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東北新幹線で走行中に連結が外れるトラブル、金属片が原因と推定
JR東日本は、9月19日に発生した、東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」が走行中に連結部が外れて停車したトラブルの調査結果と対策を公表した。
E6系こまち号の詳細調査で、併合作業が完了しない場合に再度分割させるために扱うスイッチの端子部付近に、金属片(切屑)が発見された。スイッチの裏面周辺に他にも金属片があり、この金属片で端子部に接触させる試験を実施したところ、連結器が分割する動作が再現されたという。
推定原因を、金属片によってE6系の運転台に設置されている、併合作業が完了しない場合に再度分割させるために扱うスイッチの端子間が短絡し、本来スイッチを扱うことで電気的につながる箇所が強制的につながり、連結器が外れたものと推定している。車両メーカーの調査によると、製造時に発生したものの一部が車体内部に残っていたものとみている。
このため、併合運転を行う全96編成を対象として、連結部を分割させるスイッチの端子部付近に金属片がないか点検を実施した。当該編成を除き、スイッチの端子部付近には金属片が付着していないことが確認されたものの、E6系の10編成でスイッチ裏面周辺に金属片があったことから、除去した。暫定対策として当該のスイッチから配線を取り外し、回路を無効化する。恒久対策として連結器を分割させる回路が走行中に動作しない仕組みに見直す。