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エアカラン、日本撤退 10月末で日本支社閉鎖
エアカランは、東京/成田〜ヌメア線の撤退を決めた。最終運航は8月26日だった。
エアカランは1983年に設立し、2000年6月に大阪/関西〜ヌメア線で日本に初めて乗り入れた。2003年に東京/成田〜ヌメア線を開設し、日本から年間2万人以上が利用した。コロナ禍でも減便しながら、運航を継続していた。
一方で、ニューカレドニアでは今年5月13日、独立による抗議活動が暴徒化し、一部地域で道路の封鎖、建物・車両などに火を付ける行為などが発生した。非常事態宣言や夜間外出禁止令が発出されたほか、トントゥータ国際空港が一時閉鎖されるなど、大きな影響が出た。このため、唯一の日本路線である東京/成田〜ヌメア線は一時的に運休し、6月に運航を再開していた。より収益性を見込める路線で機材を有効活用することにより、企業として健全な財務状況を維持することが必要不可欠であるという判断により、旅行者の早期回復が困難な日本路線から撤退することとなった。成田空港支店は9月30日、日本支社は10月31日をもって閉鎖する。
今後、日本からはシンガポールやオークランド、ブリスベン、シドニー経由でニューカレドニアにアクセスする必要がある。
また、ニューカレドニア観光局日本支局は、7月をもって無期限での休局となっている。