ANA、鬼滅の刃じぇっと「参」運航終了 夜の羽田に大勢のファン集まる

ANAは4月9日、ボーイング777-200ER型機の特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと-参-」(機体記号:JA745A)の運航を終了した。羽田空港では、鬼滅の刃じぇっとの最後の姿を一目見ようと、航空ファンや作品のファンが展望デッキに詰めかけた。

鬼滅の刃じぇっと-参-は、テレビアニメ「鬼滅の刃」とのコラボで2022年10月3日に国内線に就航。機体全体を白く塗装し、アニメに登場するキャラクターの竈門炭治郎、煉獄杏寿郎、宇髄天元を躍動感ある姿で描いた。イラスト部分はアニメ制作会社「ufotable」による描き下ろしで、左側に111枚、右側に96枚、エンジン部分に2枚のデカールが使われている。全体の塗装に合わせて、垂直尾翼は白地に青色でANAの文字を入れたエアバスA380型機と同様のデザインになっている。

ヘッドレストカバーやCA用のエプロンはオリジナルデザインのものが用意された。ヘッドレストカバーは竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助の着物や羽織の模様をモチーフにした束ね熨斗のデザイン。エプロンは胡蝶しのぶをイメージし、蝶々柄の髪飾りのイラストが入ったものだった。

3月31日から4月7日までの8日間は運航スケジュールが固定され、東京/羽田〜福岡・大阪/伊丹・札幌/新千歳線を毎日それぞれ1往復した。運航終了前日となる4月7日も同様に、東京/羽田〜福岡・大阪/伊丹・札幌/新千歳線を各1往復。最終日の8日は、東京/羽田〜沖縄/那覇線のNH463/462/479便、東京/羽田〜札幌/千歳線のNH69/74便に投入された。

ラストフライトとなったのは、東京/羽田発沖縄/那覇行きのNH479便。管制の指示による前便の遅れのため、NH479便は定刻の午後8時から26分遅れの同8時26分に羽田空港の66番スポットを出発。プッシュバックが始まると、展望デッキに集まった多くのファンは機体に向かって手を振ったり、写真や動画を撮影したりしていた。

NH479便はこのあと午後10時40分に那覇空港に到着する見通しで、ANAによると、到着後は同空港内の機体整備工場「MRO Japan」にドックインする。鬼滅の刃じぇっとの運航終了に伴う機体の塗装変更が行われると見られる。

鬼滅の刃じぇっとは全3機が登場し、「参」のほか、ボーイング767-300ER型機の「壱」(機体記号:JA616A)が2022年1月31日から、同型機の「弐」(機体記号:JA608A)が同年3月26日に運航を開始した。「壱」は2023年10月21日に、「弐」は今年3月25日に運航を終了し、通常のデザインに戻されている。

なお、2023年7月14日から順次登場したボンバルディアDHC8−Q400型機の「鬼滅の刃ぷろっぷ」3機(機体記号:JA846A、JA844A、JA850A)は、今後も引き続き運航される見通し。

▲羽田空港に集まったファンが見守る中、ラストフライトの出発準備を行う「鬼滅の刃じぇっと-参-」

▲2023年10月21日に運航終了した「鬼滅の刃 じぇっと -壱-」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA616A)

▲3月25日に運航終了した「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA608A)