JALのA350-1000型機、3号機が到着 羽田〜ダラス線にも投入へ

日本航空(JAL)の最新鋭機・エアバスA350-1000型機の3号機(機体記号:JA03WJ)が3月31日午前、羽田空港に到着した。

A350-1000型機は1月24日に就航した、JALの新たな国際線フラッグシップ。客室は4クラス239席仕様で、ファーストクラスは「1-1-1」配列の6席、ビジネスクラスは「1-2-1」配列の54席、プレミアムエコノミークラス「2-4-2」配列の24席、エコノミークラスは「3-3-3」配列の155席。ファーストクラスとビジネスクラスは、JALとして初めて扉付きの個室タイプとなっている。機内エンターテインメント(IFE)は全クラスで4K解像度モニターを導入し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続できる。

▲JALのエアバスA350-1000型機のファーストクラス

初号機(機体記号:JA01WJ)は1月24日、2号機は(同:JA02WJ)1月26日に就航し、1月24日から東京/羽田〜ニューヨーク線のJL6/5便に投入されている。

3号機は、エアバスが工場を置くフランス・トゥールーズで現地時間3月28日に受領した。日本へのデリバリーフライトとなるJL8102便には桝屋幸治機長、神谷重範機長、濵和孝機長の3名が乗務し、トゥールーズを30日午後2時19分に出発。日本時間31日午前11時42分に羽田空港のB滑走路に着陸し、同51分に格納庫前の214番スポットに到着した。JALによると、路線投入は4月12日からで、初便は東京/羽田発ニューヨーク行きのJL6便となる見込みだという。

JALは現行の国際線主力機であるボーイング777-300ERの後継機として、A350-1000型機を13機発注済み。3号機の導入に合わせて、現在はボーイング777-300ERで運航している東京/羽田〜ダラス/フォートワース線のJL12/11便に、4月17日からA350-1000型機を投入する。夏スケジュール期間中は隔日運航で、4月と5月、8月は奇数日、それ以外の月は偶数日に運航する。

このほか2024年度中に、東京/羽田〜ニューヨーク線のJL4/3便、東京/羽田〜ロンドン/ヒースロー線のJL43/44便にも投入する計画。

▲フランス・トゥールーズのエアバスの工場で最終組み立て中の3号機(現地時間2023年12月13日)

▲羽田空港に到着する3号機のデリバリーフライト

▲3号機のデリバリーフライトを担当した(左から)桝屋幸治機長、濵和孝機長、神谷重範機長