ジェットスター・ジャパン、指名ストライキ 28日は20名

ジェットスター・ジャパン

ジェットスター・ジャパンの労働組合、ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA)は、あす12月28日に20名が指名ストライキを実施すると明らかにした。

機長3名、副操縦士3名、客室乗務員14名がストライキを実施する。22日は4名、23日と24日は8名、25日は9名、26日は14名、27日には24名がストライキを実施していた。

JCAは、パイロットと客室乗務員で組織する労働組合で、2018年7月に結成した。12月1日から勤務変更の依頼拒否のソフトストライキを実施していた。その後、21日夜までに交渉がまとまらず、22日から指名ストライキに突入した。24日から26日には1日あたり2便が欠航となったものの、JCAはストライキの影響、会社側は体調不良によるものと発表している。

ジェットスター・ジャパンとJCAは、27日午後にジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長も参加した団体交渉を行っていたものの決裂した。JCAによると、会社側は未払賃金について、中央労働委員会の調停をあす28日に申し込むとしている。井小萩明彦執行委員は、「まったく前進はなかった。ストライキを取りやめたかったが、取りやめることはできない。ご利用のお客様、関係各位の皆様にご不便をおかけするのは心苦しいが、ご理解いただきたい」と述べた。

JCAは、14名以下の小規模ストライキは前日午後6時、それ以外のストライキは開始48時間前までに会社側に通告しているという。