JR渋谷駅南側に2本の東西通路、12月から供用 渋谷ストリームと渋谷サクラステージを接続

JR渋谷駅の南側に、山手線と埼京線の線路を跨ぐ2本の歩行者用通路が開通し、12月1日から供用が始まる。これにより、西側の桜丘町エリアと東側の渋谷三丁目エリアが上空で行き来できるようになる。

六本木通り(国道246号)南側の桜丘町エリアに建設中の複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」が、11月30日に竣工・開業することに伴うもの。1本は渋谷サクラステージ3階と渋谷三丁目地区の複合施設「渋谷ストリーム」3階を結ぶ「渋谷駅南口北側自由通路」、もう1本は渋谷サクラステージにつながるペデストリアンデッキとJR渋谷駅新南口を結ぶ「渋谷駅南跨線人道橋(南通路)」となる。

通行可能時間は、渋谷駅南口北側自由通路が午前5時30分(12月1日のみ午前10時頃)から午後11時30分まで、南通路が午前5時30分から翌午前0時30分まで。

これまで桜丘町エリアと渋谷三丁目エリアは線路を横断して双方を行き来できるルートが極端に少なく、アンダーパスとなっている国道246号よりも南側(恵比寿方面)では、約600メートル離れた八幡通りの猿楽橋まで行かなければならなかった。

なお、渋谷駅南口北側自由通路は12月時点では暫定供用で、渋谷駅に新設される南口橋上駅舎の竣工に合わせて、2026年度にも正式供用となる予定。

▲12月1日に供用が始まる南通路

2026年度末の竣工に向けて建設中のJR渋谷駅南口橋上駅舎

▲桜丘町エリアに建設中の渋谷サクラステージ