冬の繁忙期に東京や札幌からタクシー応援、「ニセコモデル」展開

北海道ハイヤー協会と倶知安町、ニセコ町、GOは、冬の繁忙期の交通課題を解決するため、タクシーを活用した「ニセコモデル」を12月から展開する。

札幌や東京などからタクシー車両と乗務員を派遣し、ラストワンマイルの足を確保する。乗務員数は25名、車両数は10台を予定している。営業拠点は、北海道新幹線のトンネル工事に携わる人向けの従業員寮を活用する。

ニセコエリア限定でタクシーの営業区域外旅客運送と遠隔点呼の仕組みを活用するもので、日本で初めての取り組みとなる。車両は乗務員の地理知識や訪日外国時の接客対応の負担を補うこと、車両の有効活用のため、タクシーアプリ「GO」からの注文に限る。期間中は運賃に加え、観光手配料900円を徴収し、実証にかかる経費を賄う。