ANA、佐賀空港を“一文字違い”の「SEGA空港」に 県に出向中のCAが発案、ソニックも登場

全日本空輸(ANA)と佐賀県、セガは8月23日、夏休みの1日限定企画として、佐賀空港を“一文字違い”の「SEGA空港」にするイベントを行った。

空港にはセガのゲームキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と、佐賀空港のマスコットキャラクター「むっぴー」が登場し、到着客を出迎えたり、出発客を見送ったりした。ターミナルでは記念撮影会が開かれ、空港を訪れた親子連れらが両キャラクターと触れ合った。

イベントを企画したのは、2021年7月から佐賀県に出向しているANA客室乗務員の本多博恵さん。普段は同県の流通・貿易課で県産品のPRを担当しているが、「航空業界が大変なときにグループから出向を受け入れてくれた県に感謝の気持ちを伝えたい」と、佐賀を訪れる人を増やすきっかけづくりのためコラボを提案した。セガとはSNS動画の撮影でコラボした実績があり、担当者に打診したところ「面白い」と快諾を得て実現に至った。

▲ANAの客室乗務員で佐賀県に出向中の本多博恵さん。イベントの参加者にオリジナルステッカーを配った

熊本県出身で、これまで佐賀県との接点はあまりなかったという本多さん。出向をきっかけに、佐賀牛や呼子のイカ、地酒をはじめとした県産品など、地域の魅力に気付いたという。イベントにはキャラクターに会うため東京や埼玉など遠方から訪れたセガファンもいたといい、「ぜひ佐賀の美味しいものを味わって帰っていただければ」と話した。

佐賀空港は7月に開港25周年を迎えた。ANAは1998年の開港当初から就航しており、現在は東京/羽田線を1日5往復運航している。