スイス競泳選手、”スイスカラー”のFDA機で福岡入り 空港では国旗で見送り

世界水泳選手権福岡大会に出場するスイスの競泳チームが、フジドリームエアラインズ(FDA)機で事前合宿地の静岡から福岡へ向かった。

静岡発福岡行きのFDA145便には、23日から始まる競泳に出場する、2021年東京五輪で200メートル個人メドレー銅メダリストのジェレミー・デプランシュ選手や、100メートルバタフライ銅メダリストのノエ・ポンティ選手などのほか、コーチなど15名が搭乗。静岡を午後4時21分に出発し、福岡には午後6時6分に到着した。

スイスの競泳チームは、静岡県富士水泳場とその周辺を拠点として、9日から事前合宿を行っていた。これまでにも、2019年の韓国・光州での世界水泳選手権、2021年の東京五輪でも、事前合宿地に選んでおり、今回が3回目となった。

合宿地から会場入りにあたり、合宿地がある静岡県富士市から静岡空港へ短時間でアクセスできることなどから航空機での移動をスイス側から要望されたものの、1人あたり2つ以上ある大型かつ重い荷物を同じ機体で運ぶことがネックとなっていた。要望を受けた日本側の関係者は、昨秋からFDAに相談を開始。FDAが輸送を快諾したことから、航空機での移動が実現できた。

スイス水泳連盟のマルクス・バック総監督は出発前夜、FDAのサポートに大きな謝意を表明し、関係者に選手のサイン入りTシャツの贈呈を提案。FDAは”スイスカラー”の1号機を投入し、搭乗口などではスイス国旗で歓迎した。選手やコーチは大きく手を振って応じた。

この他にも、静岡県内で事前合宿を行っていた、スイスのオープンウォーターやアメリカの選手もFDA機で福岡入りしている。