ANA、成田からクライストチャーチへ「なでしこジャパン」初のチャーター便

全日本空輸(ANA)は7月15日、東京/成田〜クライストチャーチ線のチャーター便を運航した。FIFA女子ワールドカップに参加するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の移動に伴うもので、選手や監督、関係者ら51人を乗せ、チームのベースキャンプ地となるクライストチャーチに向かった。

ANAと日本サッカー協会(JFA)は2月27日にメジャーパートナー契約を締結。2026年末までの期間中、ANAはなでしこジャパンや男子日本代表チームの国内外への遠征をサポートしている。

▲出発式で挨拶に立つANAの矢澤潤子常務

成田空港で開かれた出発式では、ANAの矢澤潤子常務が「万全の体調でお送りすることが第一の使命。空の旅を堪能し、くつろいでほしい」と全面的なサポートを約束。なでしこジャパンの池田太監督は「チャーター便で直接ベースキャンプ地のクライストチャーチに入れるのは、選手のコンディションを考えると大事なこと」とチーム初のチャーター便に感謝を述べ、キャプテンの熊谷紗希選手も「この感謝の気持をピッチで最大限表現できるよう、いい準備をして大会に臨みたい」と意気込んだ。

その後、ANA社員がメッセージを寄せた応援旗と花束がグランドスタッフから熊谷選手と池田監督に手渡され、チームからANAには記念品のユニフォームが贈呈された。


なでしこジャパンがワールドカップで初めてベスト8入りした1995年にちなみ、NH1995の便名が付けられたチャーター便(ボーイング787-8型機、機体記号:JA828A)は、成田空港の51番スポットを午後8時51分に出発。代表ユニフォームを着たグランドスタッフらが横断幕で見送った。クライストチャーチには現地時間16日午前11時5分に到着する見込み。

FIFA女子ワールドカップは7月20日から8月20日まで、オーストラリアとニュージーランドを会場に開催される。なでしこジャパンの初戦は7月22日のザンビア戦で、1次リーグではこのほか、コスタリカ、スペインと対戦する。

▲出発式で挨拶するなでしこジャパンの池田太監督

▲出発式で挨拶するなでしこジャパンキャプテンの熊谷紗希選手