シャルル・ド・ゴール国際空港とパリ市内を結ぶ高速道路、強盗被害多発

シャルル・ド・ゴール国際空港

在フランス日本国大使館は、シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内とを結ぶ高速道路上で強盗被害が多く発生しているとして、注意喚起している。

強盗の手口の多くは、市内と空港とを結ぶ高速道路上において、渋滞で停車した車に強盗犯が徒歩やバイクで接近し、鈍器や石のような物等で車の窓ガラスを割り、膝やシートの上に乗せていたバッグ等を強引に奪うものだという。

特に空港から市内に向かう高速道路上で多く発生しており、Stade de France(サン・ドニにある多目的競技場)を過ぎた場所にあるトンネル内部やトンネルを出てから数百メートルの区間が中心で、タクシー、自家用車、レンタカーを問わず、被害が生じているという。

フランスの滞在中の人や渡航を予定している人には、ハンドバッグなどの手荷物は、膝上やシートに置かないことや、手荷物を車内に持ち込む際には足で隠したり、布をかけるなどして、外部から見えないようにするか、トランクに入れるよう求めている。高級ブランド品は身につけないこと、渋滞で車が減速・停止した際には後方や周囲に注意し、停車時には一番右側の車線は避けて可能な限り中央や左側の車線に移動するよう促している。