三菱重工業、「MRJミュージアム」を6月末で閉館

三菱重工業は、「MRJミュージアム」を6月30日をもって閉館する。

2017年11月30日に、国産初のジェット旅客機「旧MRJ(三菱スペースジェットに改称)」の展示施設として、名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場内にオープン。最終組み立て工場の5階約1,150平方メートルに、胴体やエンジン、フライトデッキ、客室などの実物大模型を設置した展示室を設け、航空機の基本原理やCFD(数値流体力学)解析による空力設計、燃費性能が優れた排ガス対策・騒音レベルが大幅に改善された次世代航空機エンジンなど、MRJに採用された先端技術を映像で紹介しているる。2階では実機の製造作業を見学することもできた。

現在は臨時休館中で、「三菱スペースジェット」の開発終了に伴い、役目を終える。