香港往復航空券の無料配布、いよいよ26日開始 日本発着分は計38,000枚

日本発着の香港往復航空券を無料配布するキャンペーン「ワールド・オブ・ウィナーズ」が、6月26日からスタートする。キャンペーンを主催する香港国際空港(HKIA)は20日、都内でメディア向け説明会を開き、日本発着の配布数は約38,000枚になると発表した。

香港への観光客誘致を狙い、全世界を対象に計50万枚の香港往復航空券を無料プレゼントするもので、3月から地域別にキャンペーンを行っている。

今般開始する日本発着分のキャンペーンでは、キャセイパシフィック航空が約15,000枚、香港エクスプレスが約17,000枚、香港航空が約6,000枚の計約38,000枚が配布される。対象路線はキャセイパシフィック航空が東京/成田・大阪/関西・札幌/千歳・名古屋/中部・福岡線、香港エクスプレス航空が東京/羽田・東京/成田・大阪/関西・名古屋/中部・福岡・高松・鹿児島・沖縄/那覇線、香港航空が東京/成田・大阪/関西・札幌/千歳・名古屋/中部・福岡・沖縄/那覇線。各社で発着空港ごとの割り当て数が決まっているという。

キャセイパシフィック航空は会員限定の抽選制、香港エクスプレス航空と香港航空は先着順となる。希望の航空会社、発着地を選ぶことができ、3社全てに応募することも可能だ。なお、当初はグレーターベイ航空も対象とされていたが、HKIAによると、同社の航空券については別途キャンペーンを実施する予定だという。

キャセイパシフィック航空

キャンペーン開始日時は、キャセイパシフィック航空が6月26日正午、香港エクスプレス航空が6月26日午前11時、香港航空が6月27日午前9時となる。対象搭乗期間は各社で異なっている。

なお、諸税と燃油サーチャージは別途必要。一例として、東京/羽田〜香港間を往復する場合、キャセイパシフィック航空では25,230円、香港エクスプレス航空では21,570円の自己負担が必要となる見込み。香港エクスプレス航空では受託手荷物や座席指定が有料となる。

また、キャンペーン当選者には航空券のほか、ホテルやレストラン、ショッピングなど香港域内16,000以上の対象施設で利用できる100香港ドル相当のクーポンが香港政府観光局から提供されるという。

▲キャンペーンについて説明するHKIAのヴィヴィアン・チャンCOO

HKIAのヴィヴィアン・チャン最高執行責任者(COO)によると、同空港の1日あたりの旅客数は平均約10万人(5月時点)で、コロナ禍前の約50%まで回復。同氏は今年末までに80%、2024年末までに100%の回復を見込んでいるとしたうえで、「今後のリカバリーは日本人にかかっている。ビジネス客を含む多くの方々が香港に戻ってくることを願っている」と呼びかけた。

このほか、香港航空では7月4日から、対象の旅行代理店を経由して1名分の往復航空券を購入すると、もう1名分が無料になるキャンペーンも実施する。

さらに、6月24日と25日には、キャンペーンのPRイベントを東京・六本木ヒルズで開催する。計500枚の香港往復航空券が当たるゲームを行うほか、香港国際空港の紹介ブースや、現地の食やアクティビティが体験できる「香港屋台」や「香港占い」などのブースも設置する。6月24日に開催するセレモニーでは香港に関するトークイベントも行う。