JALのディズニー開園40周年記念機、機内まで詳細レポート 2024年4月頃まで運航

日本航空(JAL)は、東京ディズニーリゾートの開園40周年を記念した特別デザイン機「JAL Colorful Dreams Express」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA614J)を就航させた。2024年4月頃まで国内線で運航する。

JALが1983年の東京ディズニーランド開園からスポンサー契約を結んでいる、オリエンタルランドとのタイアップによるもの。2001年の「JALドリームエクスプレス21」(2機)、2013年の「JALハピネスエクスプレス」(4機)、2015年の「JALハッピージャーニーエクスプレス」(4機)、2018年の「JALセレブレーションエクスプレス」(1機)に続く5回目のタイアップとなる。なお、JALはこのほかにもディズニーデザインの特別機を運航しているが、それらはウォルト・ディズニー・ジャパンとのライセンス契約によるものとなっている。

今回の機体は、東京ディズニーリゾート40周年の特別な衣装を着たミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、プルートを描いた。暖色系のカラフルなデザインで、「色とりどりの夢がひとつに繋がり、みんなで一緒にお祝いする特別な1年」を表しているという。左右両側とも基本的なデザインは同じだが、キャラクターやロゴの配置などがやや異なっている。デザインの面積は左側が縦5.08メートル、横34.2メートルで、右側が縦5.08メートル、横34.5メートル。両面で計171枚のデカールを使用している。

客室は「A25」と呼ばれる仕様で、ファーストクラス5席、クラスJ42席、普通席205席の計252席。クラスJと普通席には特別デザインのヘッドレストカバーが付けられている。ドリンク提供用の紙コップも専用品で、ミッキーマウスとミニーマウスのデザイン、ドナルドダックとデイジーダックのデザイン、東京ディズニーリゾートのランドマークを描いたデザインの3種類が用意されている。

このほか、搭乗証明書と記念ステッカーも用意。記念ステッカーのデザインは時期によって異なり、9月末まではミッキーマウスとミッキーマウス、10月〜2024年12月はドナルドダックとデイジーダック、2024年1月以降はミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィー、プルートのデザインになっている。裏面のデザインは各時期共通で、2種類の柄がある。

6月9日に羽田空港発着の周遊チャーターフライトでデビューし、定期便には翌10日の東京/羽田発福岡行きJL305便から投入されている。今後は主に東京/羽田〜札幌/千歳・大阪/伊丹・福岡・沖縄/那覇・広島・鹿児島線で運航され、路線や便名は運航前日の夕方にJALのウェブサイトで公開される。(以下、写真15枚)

機体外観

客室内

▲クラスJ

▲普通席

▲ドリンク提供用紙コップのデザインは3種類