台風直撃のグアム、停電や断水被害 空港の運用は30日再開へ

台風2号が直撃したグアムでは、停電や断水が続いている。現地時刻5月25日午後5時をもって、警戒レベルを通常に引き下げ、外出禁止措置は解除された。

全階の浸水により、ターミナルや旅客処理システムが大きな影響を受けたグアム国際空港は、5月30日にも運用を再開する見通し。人道的もしくは重要な貨物輸送は継続される。

日本とグアムを結ぶ路線を運航しているユナイテッド航空は、グアムのほか、チューク、コロール、サイパンなどの発着便で特別対応を行っている。5月22日から6月5日までの搭乗分が対象となる。

在ハガッニャ日本国総領事館は、断水や電話の不通、職員の被災などにより、通常業務が困難な状況にあることから、5月26日も臨時閉館の継続を決めた。道路上には倒木、がれきの散乱、冠水、電線の切断等の被害が確認されているとして、引き続き二次被害の防止に努めるよう求めている。