ボーイングの「エコ・デモンストレーター」機、6月12日に成田到着　787-10で試験飛行

ボーイングは、「エコ・デモンストレーター」による飛行試験プログラムの一環で、日本を含む4か国の航空当局と共同で、次世代航空交通システム（TBO）に関する試験飛行を実施する。

ボーイング787-10型機の試験飛行機を活用するもので、運航経路はシアトル〜東京/成田〜シンガポール〜バンコクで、東京/成田には6月12日午前11時ごろに着陸し、翌13日午後1時ごろに離陸する。

次世代航空交通システム（TBO：Trajectory Based Operation／軌道ベース運用）では、航空機間の相互間隔を保ちながら、最適な経路と通過時刻を常に調整することで、より安全で快適な飛行を実現、積乱雲や火山噴火などの急な気象変化へスムーズな対応、消費燃料の削減によるカーボンニュートラルへの貢献が見込める。

到着後には歓迎式典、機体見学、次世代航空交通システム及び脱炭素化に関する共同記者会見、署名などを行う。