JAL、ボーイング777-200型機のGW最後の運用終える

日本航空(JAL)は、最後の1機となったボーイング777-200ER型機(機体記号:JA703J)のゴールデンウィークの運航を終えた。

Radarboxによると、5月1日の下地島チャーターフライトの後、5月2日から7日にかけて、東京/羽田〜札幌/千歳線のJL505便とJL506便、東京/羽田〜沖縄/那覇線のJL917便とJL916便(2日のみJL932便とJL922便)に投入していた。

ボーイング777-200ERは、中距離国際線用として2002年8月から導入された機材。東南アジアやホノルル線などに使用されていたが、コロナ禍に伴う国際線の事業構造の見直しにより、2021年に国際線での運用を終了。全11機のうち一部が国内線に転用された。客室はクラスJ26席、普通席286席の312席仕様。クラスJは国際線時代にビジネスクラスとして使用していた「JAL SKY SUITE III」で、国内線でフルフラットシートが体験できると話題になった。

国内線に転用された機材もエアバスA350-900型機への置き換えが進み、現在運用されているのは2003年2月3日に受領したJA703Jのみ。この最後の1機も、遅くとも9月までに退役することが決まっている。