外務省、ネパールの一部地域の危険レベル引き下げ

外務省

外務省は、ネパールの一部地域の危険レベルを引き下げた。

極西部、中西部、中部、東部の一部地域の危険レベルを「レベル1(十分注意)」とした。これ以外の地域はすでに「レベル1」で、ネパール全域が「レベル1」となった。

ネパールの中部と東部では、2015年ごろから独立を目指す反政府組織であるマデシ独立同盟が抗議活動を活発に行い、爆発物などにより市民を殺傷するなど多数の違法行為を行っていた。2019年に和平合意が行われ、独立闘争が放棄されていた。極西部と中西部の地域にもマオイストの過激派であるマオイスト・チャンド派の勢力範囲が確認されているものの、2021年3月の和平合意で、暴力を放棄して平和的政治活動に合意している。