運輸審議会、京急の旅客運賃上限変更申請に認可適当との答申

京急空港線

運輸審議会は国土交通相に対し、京浜急行電鉄による鉄道旅客運賃の上限変更認可申請に関し、認可が適当であると答申した。

京浜急行電鉄は1月、旅客運賃の改定を国土交通省に届け出ていた。税率変更による改定を除けば、変更申請は1995年以来約28年ぶり。変更時期は10月の予定で、ICカードでの初乗り運賃は136円から150円に変更される。

普通運賃の平均改定率は10.8%。25キロ区間までは値上げとなるが、遠距離ほど改定率を下げ、25〜40キロ区間は据え置き、41キロ以上の区間では値下げとなる。空港線の加算運賃は変更しない。例として、品川〜羽田空港第1・第2ターミナル駅間のIC運賃は292円から327円に変更となる。

通勤定期の平均値上げ率は11.9%で、全体で10.1%の増収を見込む。増収分は既存設備の維持管理や、ホームドア整備などの安全性向上に充当するとしている。