アエロメヒコ航空、東京/成田〜メキシコシティ線の運航再開

アエロメヒコ航空は3月26日、コロナ禍で運休となっていた東京/成田〜メキシコシティ線の運航を約3年ぶりに再開した。成田からの再開初便にあわせて、搭乗ゲート前で記念式典が行われた。

式典にはアエロメヒコ航空のヨーロッパ・アジア地区ディレクター バスクアレ・スペランザ氏が登壇。スペランザ氏は、「成田からメキシコシティへの直行便はメキシコと日本を繋ぐだけではなく、日本のいろいろな地方の空港からはもとより、メキシコシティからのネットワークを使用してメキシコ国内44路線、さらには中南米への接続を提供させていただく。今後、ますます日本から中南米へのお客様が増えられることを期待しています」と、日本からの旅行客に大きな期待を持っていると話していた。

アエロメヒコ航空、ヨーロッパ・アジア地区ディレクター バスクアレ・スペランザ氏

さらに来賓のメキシコ大使館首席公使 サウル・サンブラーノ氏も挨拶。サンブラーノ公使は「日墨交流400周年を記念した2009年に東京便が初めて就航しました。そしてポストコロナ時代、メキシコと日本の外交関係樹立135年を記念した今年2023年に再び就航するのには特別な意味があります。知識が豊富で、目のこえた日本人旅行者は、2022年に空路で3,820万人もの外国人観光客を受け入れたメキシコの豊富な観光オプションを知るためにアエロメヒコ航空に搭乗する機会に恵まれることとなります」と挨拶した。

メキシコ大使館首席公使 サウル・サンブラーノ氏

またアエロメヒコ航空日本支社長の加藤欣弥氏は、式典後の囲み取材にて「運航再開にあたって週2便から3便という声もあったが、本社が『戻るからにはデイリーで』と決定した。アエロメヒコ航空の強みは、メキシコ国内だけでなく中南米へのネットワーク。今日のご搭乗者さまの顔ぶれをみてもラテン系の方が多く、メキシコやペルーの方はこの再開を待っていてくださったと思う」と話していた。

東京/成田〜メキシコシティ線は、ボーイング787-8型機にて運航。運航ダイヤは下記のとおりで、成田の到着は早朝6時20分。成田発は午後2時25分となっている。この時間帯について、加藤支社長は「東アジアや東南アジアとのコネクションも考慮して、このダイヤにしている」と説明していた。

■ダイヤ
AM57 東京/成田(14:25)〜メキシコシティ(12:10)/毎日
AM58 メキシコシティ(00:25)〜東京/成田(06:20+1)/毎日