FDA、中部乗り入れ開始 小牧から高知線2往復移管

フジドリームエアラインズ(FDA)は3月26日、名古屋/中部〜高知線を開設した。3月25日まで運航していた名古屋/小牧〜高知線1日3往復のうち2往復を移管した路線で、1日2往復運航する。

中部国際空港発着の四国路線としては、ANAウイングスの松山線に次ぐ2路線目。FDAはこれまで、中部国際空港でチャーター便や遊覧フライトを運航した実績はあったが、定期便としては初めての乗り入れとなる。予約変更において小牧空港と中部国際空港は同一空港とみなされ、相互間で出発地・到着地を変更できるマルチエアポート(相互利用)扱いとなる。

▲FDA 三輪德泰会長

中部国際空港で開いた記念式典でFDAの三輪德泰会長は、「三河、知多地域もカバーして客層を広げたいと思っていた」としたうえで、「インバウンド客の国内乗り継ぎにも使っていただける。高知から見れば、セントレアのような大きな空港に繋がり、そこから国際線で世界に繋がることが魅力になる」と話した。

また、小牧空港については「主力空港という地位に変わりはない」と強調し、今後の中部路線の展開については、「高知線を成功させることがまず第一」と述べるに留めた。

運航初日はネイビーの13号機(機体記号:JA13FJ)が使用され、中部国際空港発の初便となった943便は75名が利用した。FDAによると、初日の予約状況は7〜9割ほどだという。

4月28日までの搭乗分を対象に、よさこい祭りにちなんだ片道4,351(よさこい)円の就航記念運賃が設定されている。搭乗日14日前までの予約・購入が必要。燃油サーチャージと旅客施設使用料は別途必要。

■ダイヤ

FDA943 名古屋/中部(11:15)〜高知(12:10)

FDA947 名古屋/中部(18:15)〜高知(19:10)

FDA942 高知(09:40)〜名古屋/中部(10:35)

FDA946 高知(16:50)〜名古屋/中部(17:45)