JAL、羽田で3年ぶり「SNSファン感謝イベント」 CAとクイズ大会も

日本航空(JAL)は3月22日、公式Facebook・Instagramのフォロワーを対象とした「JAL SNSファン感謝イベント2023」を、羽田空港の見学施設「JAL SKY MUSEUM」で開いた。2021年に同施設を全面リニューアルしてからは初めての開催で、約50倍の当選倍率をくぐり抜けた小学生6名を含む35名が全国から参加した。

SNSファン感謝イベントは2011年から毎年開催しているものの、2021年と2022年はコロナ禍で見送っており、2020年1月18日以来の開催となった。過去にはイベント会社の協力を得て開催したこともあったが、3年ぶりの開催となる今回は、JALのSNS担当チーム社員が全て手作りで企画した。

メインイベントは客室乗務員によるQ&A形式のトークショー。参加者から事前に寄せられた「客室乗務員になるために必要なことは?」や「特に印象に残っているフライトは?」などといった質問に対し、現役の客室乗務員3名が「生活リズムが不規則で、ホテル泊も多いのでどこでも寝られることが強みになる」、「普段JAL便が就航していない場所へのチャーター便を担当したことが印象深い」などと答えた。

また、「好きな機種は?」という質問に対し、ロンドン路線をよく担当していたという客室乗務員は「ボーイング777型機」と回答。「自宅にいるより777-300の機内で過ごす時間が長いのではないかというくらい。目をつぶっていてもどこに何があるかわかるほど知り尽くしていた。思い出が詰まっている機種なので、だんだん退役していくのが寂しい」とエピソードを紹介した。

続いて行われたクイズ大会では、「機内ドリンク『スカイタイム』の3代目の味は?」というサービスに関する問題や、「JAL Facebookページに投稿されてい記事の総数は?」というSNSに関する問題など計10問が4択形式で出題された。2021年にJALグループ入りしたスプリング・ジャパンに関するクイズもあった。成績上位の参加者には、国際線で提供しているアメニティグッズや、エアバスA350型機のモデルプレーンなどの景品がプレゼントされた。

クイズ後は、施設のスタッフや客室乗務員の案内で格納庫を見学。参加者は機体や部品に関する説明を受け、整備中のボーイング737-800型機(機体記号:JA348J)やボーイング767-300ER型機(同JA614J)などの前で写真を撮っていた。

JALは2011年に公式Facebookアカウントを、2015年にInstagramアカウントを開設。今年3月現在のフォロワー数はそれぞれ約200万人、約53.2万人を数える。

▲「JAL SKY MUSEUM」リニューアル後、初めての開催となったSNSファン感謝イベント

▲トークショーで質問に答える客室乗務員

▲トークショーで客室乗務員に質問する参加者

▲格納庫を見学する参加者

▲着陸機を格納庫から見学する参加者