エルアル・イスラエル航空、成田就航 ANAとの共同運航も近く開始か

エルアル・イスラエル航空は、東京/成田〜テルアビブ線を3月1日に開設した。新型コロナウイルスの影響により、当初計画から3年遅れの就航となる。3月16日、同社アジア・オセアニア地区リージョナルマネージャーのアディ・レヴィ氏、イスラエルのハイム・カッツ観光大臣らが来日し、成田空港で記念式典を開いた。

日本とイスラエルを結ぶ唯一の路線で、東京/成田発は木・日曜、テルアビブ発は水・土曜の週2往復。ビジネスクラス32席、プレミアムクラス28席、エコノミークラス222席の計282席を配置したボーイング787-9型機を使用する。成田国際空港では第1ターミナル北ウイングを発着する。

▲イスラエルのハイム・カッツ観光大臣

カッツ大臣は会見で、「観光は経済に直結する分野。往来が増えることで、経済関係もより強くなる」と述べ、イスラエルの見どころを「エルサレム、ガリラヤ地方、テルアビブ、ティベリア、死海など、きりがない」と紹介。「日本人がイスラエル人を迎えてくれたように、我々も日本人旅行者を温かく迎える」と呼びかけた。レヴィ氏は「これを機に日本とイスラエルの間がオープンになれば。たくさんの人を呼び込みたい」と意気込みを見せた。

エルアル・イスラエル航空は全日本空輸(ANA)とのコードシェア(共同運航)を計画中で、東京/成田線就航に合わせて実施されると見られていたが、現時点では実現していない。これについてカッツ大臣は「関係者が努力している。協定が結ばれる日は近いだろう」と話し、「航路がさらに広がることを願っている」と期待を込めた。

■ダイヤ

LY092 東京/成田(17:15)〜テルアビブ(22:45)/木・日

LY091 テルアビブ(20:45)〜東京/成田(15:15+1)/水・土