ニューヨークJFK国際空港、ターミナル6の建設に着手 2028年竣工へ

ニューヨーク・ニュージャージ港湾局は、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル6の建設に着手した。

ターミナル6は、ジェットブルー航空が使用するターミナル5に近い場所に位置し、既存ターミナルとシームレスな接続が可能なることで、フライトの増便なども可能となる。誘導路も拡張する。

起工式にはニューヨーク州のキャシー・ホーチュル知事や、ジェットブルー航空のロビン・ヘイズ最高経営責任者(CEO)が出席し、ジェットブルー航空の格納庫で行われた。ジェットブルー航空の客室乗務員のうち、7,000人以上がジョン・F・ケネディ国際空港を拠点としているほか、スピリット航空との合併が実現すれば、さらなる雇用も予定されている。

ニューヨーク・ニュージャージー港湾局とJFKミレニアムパートナーズによる官民連携で進められているプロジェクトで、コンソーシアムには、ジェットブルー航空、空港プロジェクトの投資・開発・運営会社であるVantage Airport Group、インフラ資産の所有・開発・運営会社のAmerican Triple I、ニューヨーク不動産運営会社RXRが参加している。投資額は42億米ドル。

空港北側の旧ターミナル6と既存のターミナル7の敷地に位置し、面積は120万平方フィート。2022年11月に建設計画が結ばれていた。2期に分けて建設が進められ、2026年に最初のゲートがオープンし、2028年に竣工する。最終的には、9機のワイドボディ機の駐機が可能な、10か所のゲートを設ける。デジタル化や非接触技術による顧客体験も提供する。

ターミナル内は床から天井までの窓と高い天井により、第6ターミナルの到着・出発ホールは広々として明るく、風通しの良い空間する。ニューヨークを拠点とするアーティストによるパブリックアートや、ニューヨークのランドマークが描かれた建築物により、ユニークな空間を作り出す。地元に根ざしたレストラン、Taste of NYストアを含むショッピングやダイニング体験もできる。タクシープラザやハイヤー専用乗車エリアはターミナル5と共有する。