ANAグループとJR北海道、車いす利用者の移動支援で実証実験 介助の一括依頼が可能に

全日本空輸(ANA)とANAあきんど、JR北海道は、「Universal MaaS」の車いす利用者向け移動支援サービス「一括サポート手配」の社会実装に向けた実証実験を行う。

これまで、出発地から到着地までの移動に必要な交通事業者それぞれに、利用者が介助依頼を行っていたものの、「一括サポート手配」によって、各事業者への介助依頼を一元的に受け付けることができる。

実証実験では、事前に選定したモニターに「一括サポート手配」を利用し、旅行当日はその経路に沿って交通機関に搭乗・乗車してもらう。各事業者は乗車経路や時間を事前把握した上で、介助を案内する。

実施日は2月15日と16日で、羽田空港と新千歳空港間をANA便、新千歳空港と札幌駅間をJR北海道を利用する。ANAは実証実験の取りまとめや全体のサービス設計・開発、ANAあきんどは地域事業者との連携調整、JR北海道はシステムを用いた介助に関する受諾手続き業務、駅現場での利用者のサポートを担う。