米運輸省、ヴァージン・アトランティック航空に105万米ドルの罰金 イラクの飛行禁止空域を飛行

デルタ航空・ヴァージンアトランティック航空

アメリカ運輸省は、アメリカ連邦航空局(FAA)が設定した飛行禁止区域で、デルタ航空の便名を付与したフライトを運航したとして、ヴァージン・アトランティック航空に105万米ドルの罰金を科した。

2020年9月16日から2021年9月16日までの間、FAAによるイラクの制限区域を通過する、共同運航(コードシェア)を行っている、デルタ航空の便名を付与したフライトを多数運航した。FAAが通過や発着を禁止している空域を運航するフライトに、アメリカの航空会社の便名を付与してはいけないとしている。

FAAはイラク情勢の悪化に伴い、2020年3月12日から2021年10月22日にかけて、バグダット飛行情報区(FIR)の飛行を禁止していた。