外務省、エチオピアの一部地域の危険情報更新 南スーダン国境地帯に退避勧告

外務省は、エチオピアの一部地域の危険情報を、1月11日付で更新した。

南スーダンとの国境地帯とオロミア州東西グジ地区をレベル4(退避勧告)、オロミア州北シェワ地区・西シェワ地区・東シェワ地区をレベル2(不要不急の渡航中止)に引き上げた。

ガンベラ州では、南スーダンから越境したムルレ族による襲撃事件、拉致事件が頻繁に発生していることや、オロミア州東西グジ地区では、武装勢力による民間人に対する襲撃事件や、多数の死傷者を伴う治安部隊との銃撃戦が日常的に発生し、警察官、政府関係者が被害に遭う襲撃事件や拉致事件が多発していることなどから、危険レベルを引き上げた。

アファール州キルバティ地区をレベル3(渡航中止勧告)、アムハラ州北ゴンダール地区・中央ゴンダール地区・西ゴンダール地区・ワグヒメラ地区・北ウォロ地区・南ウォロ地区・オロミアゾーン地区・北シェワ地区をレベル2に引き下げた。

2020年11月に、連邦政府とティグライ人民解放戦線(TPLF)との武力衝突に関して和平合意が成立し、ティグライ州の隣接州で武力衝突の発生が見られないことから、引き下げを決めた。