日本とシンガポール、航空当局間の連携強化 脱炭素化など

国土交通省航空局とシンガポール民間航空庁(CAAS)は、連携を強化する。

二国間の航空輸送のさらなる拡大や、航空分野での脱炭素化の取り組みや持続可能な航空燃料(SAF)の利用拡大、SAF利用促進のための「グリーンレーン」の設置に向けた調査、空港の生産性向上に資する自動運転車両、燃料電池車両などの革新的技術の実装、ドローンや空飛ぶクルマの運航安全の確保や適切な交通管理、空飛ぶクルマの運航形態に対応した離着陸場等に関する政策や制度の整備などで連携を強化する。

協力に関する覚書を、12月23日に大沼俊之大臣官房審議官、ハン・コク・ジュアン(Han Kok Juan)航空局長などが出席して締結した。日本にとって、脱炭素化について外国の航空当局と結ぶ、初めての覚書となる。各事項の進捗について、今後、両国の航空当局間で定期的に確認していくという。