ルフトハンザグループ、サメの表面をモデルにしたフィルムを機体に貼付 二酸化炭素排出量を年間2.5万トン削減

ルフトハンザグループは、ルフトハンザ・テクニックとBASFと共同開発した機能性表面フィルム「AeroSHARK」を20機以上の機体に貼り付ける。

「AeroSHARK」は、サメの表面の微細構造をモデルにしたフィルムで、航空機に貼り付けることで抵抗を抑えることができ、燃料の消費量を削減できる。ボーイング777-300ER型機の外側約950平方メートルに貼付することで、年間約400トンの燃料と、1,200トン以上の二酸化炭素排出量を抑えることができる。これらの20機以上で二酸化炭素排出量25,000トン以上の削減につながる。

欧州航空安全機関(EASA)が追加型式証明を行ったことから、今後、スイス・インターナショナル・エアラインズのボーイング777-300ER型機12機と、ルフトハンザ・カーゴのボーイング777F型機11機にも採用する。最初の機体(機体記号:HB-JNH)は、すでに10月から運航している。