「ANA Green Jet」2号機が羽田空港に到着 14日から国内線投入

ANA Green Jet

全日本空輸(ANA)が国内線で運航する特別塗装機「ANA Green Jet」の2号機(ボーイング787-8型機、機体記号:JA824A)が11月9日、塗装作業を行っていた台湾・桃園のEvergreen Aviation Technologies Corporation (EGAT)から羽田空港に到着した。初便は11月14日の東京/羽田発、福岡行きNH253便となる予定。

ANAが2021年6月に立ち上げた、持続可能な社会の実現と企業価値向上に向けた取り組み「ANA Future Promise」の象徴として運航するもので、1号機(ボーイング787-9型機、機体記号:JA871A)は10月5日から欧米路線を中心に運航している。

ANA Green Jet

デザインは1号機と同様で、通常は「トリトンブルー」と「モヒカンブルー」で塗られている垂直尾翼を2種類の緑色に塗装。機体の左側には「ANA Future Promise」のロゴと「緑の葉」のモチーフ、右側には持続可能な航空燃料(SAF)の活用を通じて二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指す取り組み「SAF Flight Initiative」のロゴと「水」のモチーフを描いた。

ANA Green Jet

10月10日にCチェック(重整備)を兼ねてEGATにドックインし、塗装作業には24日から11月3日までの11日間をかけた。空気抵抗を低減してCO2排出量を削減する効果があるというサメ肌加工の特殊なフィルムを機体に貼り付けたり、植物由来の人工皮革で作ったヘッドレストカバーを採用したりするなど、サステナビリティをテーマとした施策を取り入れる。なお、客室は「78M」と呼ばれる240席仕様となっている。