JATA、道東へ会員8社と誘客キャンペーン 観光船事故後の需要回復低迷

日本旅行業協会(JATA)

日本旅行業協会(JATA)は、北海道、北海道観光振興機構の協力のもと、道東への誘客拡大を目的としたプロモーションを実施する。

4月に発生した観光船沈没事故以降、知床では観光への影響が長引き、他の地域と比べて観光客数は伸び悩んでいるとしており、全国旅行業協会北海道支部連合会のまとめによると、4月から9月の宿泊実績は、全道が2021年比91%増だったにも関わらず、知床では45%増にとどまった。地域経済に大きな影響を与えているほか、訪日観光需要が高まる中で、多くの外国人観光客を受け入れ、地域経済を活性化させるためにも観光インフラの維持が求めら得れている。

JATAは、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、日本旅行、JTB、東武トップツアーズ、エイチ・アイ・エス、読売旅行、阪急交通社の会員8社と連携し、全国旅行支援を契機に、知床への送客プロモーションを実施する。実施中の「笑う旅には福来たる」キャンペーンにも、「北海道賞」を設ける。