サイパンに行けば50ドルもらえる? 知る人ぞ知る“おトクすぎる”キャンペーンとは

9月からユナイテッド航空が直行便を就航させ、成田から3時間半で行けるようになった北マリアナ諸島の中心地、サイパン。現地観光局は就航を記念して、この直行便の利用者に向けて“おトクすぎる”キャンペーンを展開している。現地で使える50米ドルのクーポンがもらえ、さらに現地のアクティビティが無料になるというものだ。取材のため現地に飛んだ筆者もその恩恵に与ったので、皆さんに紹介しておこう。

ユナイテッド航空の直行便UA825・824便は現在のところ、成田発が火・木・日曜、サイパン発が月・水・金曜の週3便。往路は午後9時25分に成田を出発し、サイパンには現地時間の翌午前2時に到着する。復路便の現地発は午前7時で、成田には午前9時35分に着く。特に往路は深夜着のためサイパン空港からの足が懸念点となりそうだが、この便に合わせた主要ホテル行きの無料シャトルバスが出ているので安心だ。このあたりの詳細は別途レポートしたい。

さて、まずは50米ドルのクーポンについて。こちらはVISAブランドのプリペイドカードタイプで、ショッピングやレストラン、アクティビティはもちろん、レンタカーやホテルの支払いにも使用できる。1人あたり50米ドル分なので、4人家族で旅行すれば合わせて200米ドル分。円安が進んでいる現在(10月下旬時点)なら30,000円相当が“無料”ということになる。

▲Tギャラリアで50米ドルのプリペイドカードを入手

受け取り場所は、ガラパン地区にある免税店「Tギャラリア by DFS サイパン」のサービスカウンター。eチケット控えなど往復便の利用がわかるものとパスポートを提示すればOK。ただし、受け取れる時間帯が、月・水・金曜の午後1時30分から午後4時30分までと限られているので注意してほしい。10月19日からは、サイパン空港到着時に税関カウンター付近で受け取ることもできるようになったようだ。

利用できる場所は“Clean Safe Marianas”または“Safe travels”と書かれたステッカーが掲示されている店舗。マリアナ政府観光局のキャンペーンサイトで一覧が公開されている。いずれにしても、VISAが使える店舗であれば概ね利用できると思われる。

1人50米ドルあれば、レンタカーの1日分の料金に充てたり、レストランで少しいいものを頼んだりと使い道はいくらでもある。筆者はホテルのバーに行こうか、それともスパで使おうかなどとあれこれ考えていたのだが、結局ガラパンのABCストアで知人や編集部への土産物を買い漁っていたら使い切ってしまった(ちなみにTRAICY編集部は今のところほぼフルリモート体制のため、未だにお土産を渡しに行けていない)。店のスタッフもこのクーポンのことは認知しているようで、財布からカードを取り出した時点で「プリペイドカードね」と言ってささっと処理してくれた。

▲免税店や土産物店、スーパーなどが立ち並ぶガラパン地区。ちなみに、Tギャラリアでは現在、支払い時に円建て決済を選ぶと1米ドル125円の固定レートになるというプロモーションを実施している

続いてアクティビティの無料キャンペーンだが、こちらは2種類のラインナップ。ゴルフ2ラウンドとファンダイビング2ダイブが無料になる。どちらか1つではなく、両方の特典を受けられる。ゴルフコースは、ラオラベイゴルフ&リゾート、コーラルオーシャンゴルフリゾート、キングフィッシャーゴルフリンクスの3か所から選べる。ダイビングはサイパン島のほか、テニアン島、ロタ島でも可能だが、ライセンス(Cカード)が必要となり、体験ダイビングは対象外だ。

残念ながら筆者はCカードもなければゴルフの経験もないのでこの特典を受けることはできなかったが、「我こそは!」という方はキャンペーンを活用してお得に楽しんでほしい。

アクティビティの無料キャンペーンは12月20日まで、50米ドルクーポンはなくなり次第終了となっているので、旅行の計画はお早めに。なお、北マリアナ諸島では、ワクチンを2回接種していれば入国や現地での行動に一切制限はない。日本帰国時もワクチン3回接種者は陰性証明書が不要になっている。(取材協力:マリアナ政府観光局)

▲夜明けのサイパン空港。日本にはこれから冬がやってくるが、北マリアナ諸島は観光ベストシーズンの乾季を迎える