最初で最後? 西九州新幹線「かもめ」、開業前に全編成がわずか3時間の勢揃い 

あす9月23日に開業する西九州新幹線N700S「かもめ」の全4編成が、長崎県大村市の熊本総合車両所大村車両管理室(大村車両基地)に勢揃いし、わずか約3時間の“4並び”が実現した。

西九州新幹線向けN700Sは、2020年にデビューした東海道・山陽新幹線向けN700Sの新仕様となるもの。Y1〜Y4の全4編成が大村車両基地に所属しているが、普段は試運転を行っていたり、車庫内に入っていたりすることも多く、4編成全てが同じ場所にきれいに揃うことはない。

▲架線のない線路に入ったY4編成(右)

勢揃いが実現したのは9月11日。大村車両基地の市民向け公開イベントに合わせて試運転の設定がない日で、準備は午前9時頃から開始。西側からY1、Y2、Y3、Y4と編成番号順に並ぶよう入れ換えを行い、先頭車両をきれいに揃えるため、架線のない台振線にも車両を並べた。台振線に入ったY4編成は、N700Sの特徴である自走用バッテリーも使用して入れ換えたという。

その後、午後1時の公開イベントに合わせて正午頃には再度入れ換えを行ったため、4並びが実現したのはわずか3時間程度だった。開業後は予備用1編成を除く3編成がフル稼働で運用されるため、JR九州の担当者によると、4編成の並びは「おそらく最初で最後になるかもしれない」という。

▲大村車両基地で全4編成が並んだN700S「かもめ」