EVO FUND、レッド・プラネット・ジャパンのTOB実施

レッド・プラネット・ジャパン

投資ファンドのEVO FUNDは、レッド・プラネット・ジャパンの株式公開買い付け(TOB)を実施する。

買付価格は、普通株式1株あたり11円、第5回新株予約権1個につき1円。発表日前日の8月18日の株価を約80%に下回る価格で、レッド・プラネット・ジャパンは買付価格の妥当性に対する意見表明を留保する。

EVO FUNDは、レッド・プラネット・ジャパンの親会社であるレッド・プラネット・ホールディングスが保有する全普通株式と新株予約権を取得する見通しで、すでに応募契約を締結しており、TOBは成立する見通し。レッド・プラネット・ホールディングスとレッド・プラネット・ホテルズは、新型コロナウイルスの影響による資金難により、レッド・プラネット・ジャパンに対する資金支援が困難で、株式の売却を検討していた。株式の上場は維持する。

レッド・プラネット・ジャパンは、1999年6月に音楽CDやレコードの企画・製作・販売を手掛けるダイキサウンドとして設立。店頭登録の後にジャスダック証券取引所に上場。2011年3月には持株会社制への移行によりフォンツ・ホールディングスに社名を変更。2013年にレッド・プラネット・ホールディングスが株式を取得して親会社となり、ホテル事業を開始した。2017年6月以降は、ホテル事業以外のすべての事業を売却しており、現在は札幌と五反田の国内2棟のホテルを運営している。