豪雨被害の五能線、復旧のめど立たず 「リゾートしらかみ」は鰺ケ沢〜青森間のみ運転

JR東日本は、豪雨災害による奥羽本線と五能線の被害状況を発表した。両路線とも復旧には数か月以上かかる見通し。

8月3日から続いた大雨被害により、奥羽本線は鷹ノ巣〜大館駅間、五能線は岩館〜鰺ケ沢駅間で現在も運転を見合わせている。発表によると、8月25日時点で奥羽本線は土砂流入や盛土・道床流出など約20か所、五能線は土砂流入や橋りょうの損傷など約70か所で被害が出ている。

運転を見合わせている区間について、奥羽本線は運転再開まで数か月かかる見通しとしているが、五能線については復旧の見込みが立っていないという。いずれも代行バスや路線バスへの振替輸送を行っている。なお、観光列車「リゾートしらかみ」は秋田〜鰺ケ沢駅間が運休となり、鰺ケ沢〜青森駅間で運転している。(写真:五能線 千畳敷〜北金ケ沢駅間)