成田2タミに新ラウンジ「ASPIRE」、9月オープンへ カンタス航空ラウンジ跡地に

スイスポートジャパンは、ヨーロッパを中心に展開する空港ラウンジ「ASPIRE(アスパイア)」を、成田空港第2ターミナルにオープンする。現時点での開業日は9月1日を予定している。当初は春頃のオープンを目指していたが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。同ラウンジがアジアの空港に開設されるのは初めて。

場所はサテライトの82番搭乗口付近、カンタス航空のビジネスラウンジの跡地。組子細工をイメージしたデザインのドアが利用者を迎える。インテリアはアイボリー系の明るい色をメインに、スイスポートのブランドロゴにも使われている赤を差し色として一部にあしらった。日本らしさを表現するため、京うちわや折り紙など日本らしい品を装飾として各所に展示している。エントランスのレセプションカウンターは、日本の伝統的技術である左官仕上げとした。

ラウンジ内は用途別に「ウェルカムゾーン」「ビュッフェゾーン」「ビジネスゾーン」「クワイエットゾーン」「リフレッシュゾーン」の6つのゾーンに分けられている。

エントランス近くのウェルカムゾーンは、70〜80番台スポットのエプロンに面し、駐機している航空機を広い窓から望むことができる。

ビュッフェゾーンで提供する軽食メニューの詳細は未定だが、季節ごとに日本を感じられるラインナップを検討しているという。ラウンジ中ほどのバーカウンターではアルコール類の注文が可能。大葉や穂紫蘇など日本らしい食材を使ったカクテルや国産ウイスキーなど、日本らしいドリンクも用意した。

ビジネスゾーンの座席はパーティションで仕切られ、集中して作業をしたいときに最適。クワイエットゾーンには、オットマン付きのソファチェアを置いたブースを7か所設けた。各ブースの仕切りは曲げわっぱをイメージ。リラックスして休めるよう、吉野ヒノキの香りを漂わせている。また、リフレッシュゾーンにはシャワーブースを4つ設けた。

現時点での提携航空会社はS7とベトジェットエアの2社で、両社の上級クラスの乗客が利用可能。営業時間は午前7時から午後10時まで。

▲エントランス近くのウェルカムゾーン

▲エントランス近くのウェルカムゾーン

▲バーテンダーがアルコール類を提供するバーカウンター

▲休憩用のクワイエットゾーン

▲休憩用のクワイエットゾーン

▲シャワーブースを4つ設けたリフレッシュゾーン

▲4つのシャワーブースのうち1か所は多目的用