アメリカン航空グループ、史上最高の売上 運航能力削減も、2022年第2四半期業績

アメリカン航空

アメリカン航空グループは、2022年第2四半期の業績を発表した。調整後の純利益は5億3,300万米ドル、1株あたり利益は0.76米ドルとなった。

アメリカン航空のロバート・アイソム最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの感染拡大後初めて、特別損益を除いた四半期利益を計上できたとして、「アメリカン航空のチームは、非常に厳しい状況下で信頼性の高いオペレーションを行いながら、航空需要の急増に対応するためにステップアップしてきました。我々はビジネス全体で見られる傾向に勇気づけられ、継続的な回復のために十分な態勢を維持しています」と述べた。

売上高は134億米ドルで、2019年同期比12.2%増加し、史上最高の売上高を計上した。2019年同期よりも供給量は8.5%少なく、ビジネスやレジャー需要の改善が続けば、今後も増大する可能性がある。国内のレジャー需要は引き続き好調を維持している。

運航便数は50万便以上にのぼり、前年同期より8%増加した。平均座席利用率は87%で、同じく10ポイント増加した。定時出発率、定時到着率、運航完了率は2019年同機より改善した。

運航能力をリソースに合わせて調整することから、供給量は8〜10%削減する。2022年第3四半期の売上高は2019年同期より10〜12%増加することを見込んでいる。燃料価格の動向を加味しても、黒字が見込まれるとした。