ANAHDとボーイング、737-8最大30機発注で調印式【#FIA2022】

ANAホールディングスとボーイングは、機材の新規発注と発注変更の調印式を、イギリス・ロンドン郊外で開催中のファンボローエアショーで開いた。ANAホールディングスの片野坂真哉会長と、ボーイングのスタンリー・ディール民間航空機部門社長兼CEOが出席した。

貨物専用機のボーイング777-8Fを、2014年3月に発表済みのボーイング777-9型機20機のうち2機を発注変更して、2028年度以降に導入する。アジア初のボーイング777-8Fの導入航空会社となる。現在のボーイング777Fより、最大積載量は10トン増えるほか、燃費効率や運航コストを少なくとも10%改善できる。

ボーイング737-8型機(旧ボーイング737 MAX 8)は、確定20機、オプション10機の計30機を新規発注する。現在39機を保有しているボーイング737NGの後継機種として、2025年度から年間3〜4機ペースで導入する。

全日本空輸(ANA)は現在、貨物専用機のボーイング777Fを2機、ボーイング737型機を39機、ボーイング787型機3機種を77機など、ボーイング機を170機以上保有している。これにより、ボーイング機の発注残は61機となった。