スカイマーク、羽田〜下地島線の利用者数10万人突破 政策枠コンテストトライアル路線

スカイマークは、東京/羽田〜下地島線の利用者数が10万人を達成したことを記念した式典を、羽田空港で開いた。

東京/羽田〜下地島線は、「羽田空港発着枠政策コンテスト」でトライアル運航が認められている路線の1つ。スカイマークは2020年10月25日に、東京/羽田〜下地島線を開設し、1日1往復を運航している。トライアル運航はこの他に、得点が僅差だった、日本航空(JAL)の三沢線でも認められている。1年間のトライアル運航の実績をもとに、有識者が再度評価を行い、最終的な配分先を決定する。

スカイマークはコンテストに、宮古島市と沖縄県、空港会社の下地島エアポートマネジメントと共同で応募していた。当初の提案では、2024年度の利用者数を110,319名、搭乗率を86.5%、宮古島への入域観光者数を2018年度より46万人多い160万人とするほか、繁閑比の改善、観光関連産業就業者数の増加を目標としている。

10万人の達成を記念し、東京/羽田発のSKY613便の出発に合わせて開催した式典では、洞駿社長は、「24路線の中で高い搭乗率を誇っている。7月、8月の予約は80%を超える大変な人気。宮古ブルーと言われるエメラルド色の海、東洋一とも称される与那覇前浜ビーチに代表される美しいビーチ等、観光やスポーツはもちろん、何もしなくても心身がリフレッシュできる格好の地」と路線を紹介し、利用者に感謝の意を示した。同便利用者の中から抽選で決めた、東京都在住の坂本さん一家にペア往復航空券をプレゼントした。

洞社長は、「キャンペーンの効果もあり、搭乗率が徐々に上がっていった。コロナで旅行が制限され、海外旅行が全く行けない状況になり、南の離島リゾートに行くのがブームになってお客様が増えていき、搭乗率がずっと高まっていった。3月くらいから徐々に上がり始め、夏を迎えて、当社の24路線ある中でもトップクラスの高いロードファクター(搭乗率)になっている。8月、9月の予約数も80%を遥かに超えている状況。去年から下地島の農産物を東京に運ぶようになった。非常に盛況で、量も増えてきている。下地島、宮古島の振興、発展に大いに貢献できると判断されれば、今後も恒久路線として飛ぶことができる。大いに期待して、手応えを感じている」と話し、今後に期待を示した。