ルフトハンザグループ、欧州での混乱の短期的な改善見通し立たず

ルフトハンザドイツ航空 A340

ルフトハンザグループ各社は、乗客の増加に伴う混乱が、短期的に改善する見通しが立っていないとの声明を発表した。

夏の繁忙期が始まり、世界的な旅行規制がほぼすべて解除されたものの、複雑な航空輸送システムをほぼゼロから現在の90%近くにまで増強することは難しいとしているほか、ウクライナ戦争による空域制限の影響も受け、遅延も発生している。

ヨーロッパでは数千人を採用する見通しであるものの、航空業界のほぼすべての会社で新たな人材を募集しているものの、増強の効果が期待できるのは、冬になるとしている。

各社の代表は連名で、「ただただお詫び申し上げるしかない。ルフトハンザグループの航空会社に期待される品質、時間厳守、信頼性を一刻も早く提供できるよう全力を尽くす」とコメントしている。

ルフトハンザグループは、ルフトハンザ・ドイツ航空、オーストリア航空、ブリュッセル航空、ユーロウイングス、スイス・インターナショナル・エアラインズの航空5社などから構成されている。