東京への流動回復へ、鉄道・航空5社が業界の垣根越え異色のコラボ

全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、JR東海、JR東日本、東京メトロの5社は6月13日、共同誘客キャンペーン「ただいま東京」を実施すると発表した。SNSを主軸に様々な施策を打ち、全国から東京への流動を促進する。

営業施策に関する5社共同の取り組みは初めて。東京スカイツリーで開かれた会見でJR東海の杉浦雅也営業本部長は、「航空も新幹線も東京向きの流動回復が弱いという現状をふまえ、普段はライバル関係の5社が手を携えることで、『東京に行きたい』という全国の気持ちを後押ししたい」と背景を説明した。

キャンペーン展開に合わせて、5社それぞれの飛行機と車両と、微笑みの表情をモチーフにしたロゴを制作した。5社が手を携えて東京への旅行客を迎えたいという気持ちを表現しているという。

まずはツイッターとインスタグラムの公式アカウントを開設し、都内の観光地など現在の東京の情報を発信するほか、東京への航空券や旅行商品が当たるキャンペーンを9月30日まで行う。