米CDC、旅行者にサル痘への警戒強化呼びかけ レベル引き上げ

アメリカ疾病対策センター(CDC)

アメリカ疾病対策センター(CDC)は、世界の複数の国でサル痘の症例が確認されたとして、予防強化を促す「レベル2」に警戒レベルを引き上げた。

コンゴ民主共和国やナイジェリアなど、発生が確認サれている中央アフリカや西アフリカ以外で広まりを続けている。致死率は1〜11%で、天然痘ワクチンが有効である可能性がある。

旅行者は、皮膚病変や性器病変がある人を含む、病気の人との密接な接触や、ラットやリスなどの齧歯類、猿などの小型哺乳類との接触を避けるよう求めている。さらに、野生動物の肉を食べること、アフリカの野生動物由来のクリームやローションなどの粉末の使用を避けることも促す。

一般人への感染リスクは低いものの、発熱や悪寒の有無に関わらず、原因不明の新しい皮膚の発疹が発生した場合にはすぐに治療を受け、他の人との接触を避けること、可能であれば医療機関に向かう前に電話するか、難しい場合には到着後すぐにサル痘が心配であることを伝えるように促している。