スウェーデン政府、SASの債務を株式転換へ 新たな資本注入は行わず

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スカンジナビア航空は、スウェーデン政府が保有する債権を株式に転換し、経営を支援する意向を表明したことに謝意を表明した。

スウェーデン政府の長年に渡る支援に謝意を表明し、「パンデミックの際、提供された国の支援は、会社の存続のために絶対必要なものだった」とした。政府は新たな資本注入を行わない。事業変革計画「SAS FORWARD」の成功に向けた重要な一歩になるとしている。

5月31日に発表した2022年2月〜4月期の業績は、16億スウェーデンクローナの税引前損失を計上した。期末時点での現金残高は85億スウェーデンクローナとなった。約200億スウェーデンクローナの負債とハイブリッド債を普通株式へ転換し、新たに95億スウェーデンクローナの調達を目指すとしていた。

「SAS FORWARD」では、年間コストを75億スウェーデンクローナ削減するほか、機材やネットワークを再構築し、デジタルトランスフォーメーションを促進するとしていた。

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