スピリット航空とフロンティアグループHD、合併契約を修正

スピリット航空(エアバスA319型機)

スピリット航空とフロンティア・グループ・ホールディングスは、合併契約を修正すると発表した。

新たに、合併が反トラスト法の理由で完了しなかった場合、フロンティアグループホールディングスはスピリット航空に2億5,000万米ドル、1株あたり2.23米ドルの補償金を支払うことで、株主保護を強化する。

スピリット航空のテッド・クリスティ社長兼最高経営責任者(CEO)は、株主から戦略を支持する一方で、株主保護を望む声があったとして、「合併を完了させ、より多くの場所でより多くの人々に超低価格運賃を提供できることを楽しみにしています」と自信を示した。また、スピリット航空のマック・ガードナー会長は、敵対的買収を発表しているジェットブルー航空が提案した取引よりも、株主に有利である点を強調した。

ジェットブルー航空では、修正された契約の条項が公開され次第、検討や評価を行うとしており、「明らかに優位なオファーを提示したと考えている」としており、1株あたり33米ドルでのスピリット航空株の取得に向けた交渉の用意があるとした。