大阪マルビル、建替えへ 建替え中は大阪・関西万博のバスターミナルに

大和ハウス工業と大阪マルビルは、大阪駅前の複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を発表した。

「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工。当時の最新鋭の技術を結集した日本初の円形超高層ビルで、梅田のランドマークとして親しまれてきた。大阪第一ホテルを中心に、飲食店や物販店舗など35のテナントで構成されている。50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となっていた。

建て替え後は、地上30階建て、高さ約123メートルの現状建物より高層化し、多目的ホールや高機能オフィスを擁する。2023年夏に工事に着手し、2025年の大阪・関西万博の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、2030年春にも完成を見込む。